＜サービスベリー serviceberry＞
ザイフリボク（Amelanchier）属の植物。
ザイフリボク属は他にjuneberry、shadbush、saskatoon、sugarplum、chuckley pearなどの呼称がある。
主なサービスベリー
学名：Amelanchier alnifolia
科属：バラ科ザイフリボク属
和名：
通称：saskatoon, Pacific serviceberry, western serviceberry、western juneberry、pigeon berry
分布：北米原産（アラスカ、カナダ西部、米国西部と北中部）
事項：１～８ｍの落葉樹、果実は紫で５～１５ｍｍの大きさで食べられる。
Amelanchier alnifoliaの花と果実とその熟果
学名：Amelanchier arborea
科属：バラ科ザイフリボク属
和名：
通称：downy serviceberry、common serviceberry
分布：北米東部原産。
事項：通常５～１２ｍの樹高、
Amelanchier arboreaの花
学名：Amelanchier canadensis
科属：バラ科ザイフリボク属
和名：アメリカザイフリボク
通称：Canadian serviceberry、chuckleberry、Juneberry、Shadblow Serviceberry
分布：北米東部原産。
事項：樹高０．５～８ｍ、果実は７～１０ｍｍの大きさで熟すと暗い紫で食べられる。
Amelanchier canadensisの花と果実
学名：Amelanchier asiatica
科属：バラ科ザイフリボク属
和名：ザイフリボク、シデザクラ
通称：Korean juneberry、Asian serviceberry
分布：中国、朝鮮、日本原産。
事項：およそ１２ｍに達する。
ザイフリボクの果実と花
＜サーモンベリー salmonberry＞
学名：Rubus spectabilis
科属：バラ科キイチゴ属
和名：
別称：
分布：北米西岸
事項：１～４ｍの低木。
Rubus spectabilisの果実と花
＜サスカトゥーンベリー saskatoonberry＞
学名：Amelanchier alnifolia 別称：Pacific serviceberry、western serviceberry、western juneberry、pigeon berry 参照→サービスベリー
＜サファイアベリー sapphireberry＞
ハイノキ科ハイノキ属の下記種。
学名：Symplocos paniculata（Prunus paniculata、Symplocos chinensis ＰＦＡＦ 他のサイトではその他異称多し）
和名：クロミノニシゴリ
別称：Asiatic Sweetleaf
分布：中国、日本、朝鮮、ヒマラヤ原産。
事項：４ｍに成長する落葉樹。果実は核果径３～８ｍｍで鳥を引き付ける。
Symplocos paniculataの花と果実
学名：Symplocos myrtacea
和名：ハイノキ
通称：Japanese sapphireberry
分布：日本
事項：
ハイノキ属のその他の日本種
Symplocos cochinchinensis アオバノキ
Symplocos coreana タンナサワフタギ
Symplocos lancifolia シロバイ
Symplocos prunifolia クロバイ
Symplocos tanakae ヒロハノミミズバイ
Symplocos theophrastaefolia カンザブロウノキ
Symplocos glauca ミミズバイ
Symplocos kuroki（Symplocos lucida） クロキ
Symplocos sawafutagi サワフタギ
Symplocos sawafutagi
＜サワーベリー sourberry＞
下記の植物。
学名：Rhus trilobata
科属：ウルシ科ヌルデ属
和名：
別称：skunkbush sumac
分布：カナダ西半部、米国西部原産。
事項：葉を揉むとスカンクブッシュというくらい強い臭いがする。
毛のあるすこし粘つく果実は食べられライムのような芳香がし非常に酸っぱい。酸味はタンニン酸と没食子酸による。
Rhus trilobataの花 Rhus trilobataの未熟果 Rhus trilobataの熟果
学名：Dovyalis rhamnoides
科属：ヤナギ科セイロンスグリ属
和名：
別称：Cape Cranberry
分布：南アフリカ原産。
事項：樹高１～７ｍの常緑樹、雌雄異株、花はクリーム緑。雌木は卵形の赤い果実を形成。
雌花と果実
＜サンティアムベリー santiam berry＞
キイチゴ属のRubus ursinus（通称：California blackberry,、California dewberryなど）とローガンベリーの交配種。
＜サンドベリー sandberry＞
以下の植物
学名：Hippophae rhamnoides
科属：グミ科ヒッポファエ属
和名：スナジグミ
別称：common sea buckthorn、seaberry（Hippophae属の通称）、ドイツ語ではFasanenbeere（pheasantberry）、Sandbeere.。
分布：ヨーロッパとアジアの冷温帯。
事項：樹高０．５～６ｍ、雌雄異株。オレンジ色の果実は６～９ｍｍ。可食で栄養があるが、渋く、酸味があり、油ぽく、生食に適さない。
冷所で熟成させるか、混合ジュースにしたりする。
Hippophae rhamnoidesの果実 Hippophae rhamnoidesの花（上：雄花、下：雌花）
学名：Trochocarpa laurina
科属：ツツジ科トロコカルパ属
別称：tree heath、wheel-fruit、laurel heathなど。
分布：オーストラリア原産。
事項：果実は平たく径６～８ｍｍ、色は紫から黒、乾燥すると１０筋の溝ができる。
Trochocarpa laurinaの花と果実
＜サンドクラウンベリー Sand crown-berry＞
学名：Crossopteryx febrifuga
科属：アカネ科サンタンカ亜科クロソプテリクス属
分布：熱帯アフリカ、アフリカ南部原産。
事項：高さ２～１５ｍ、
Crossopteryx febrifugaの花と果実
＜サンベリー sunberry＞
学名：Solanum retroflexum（Solanum burbankii）
科属：ナス科ナス属
和名：
別称：wonderberry
分布：
事項：Solanum villosum（ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ、北米分布）とSolanum guinenseの交配種とされる。
樹高３０～６０ｃｍ、暗い青から紫果実は１０ｃｍの大きさ。未熟果は有毒。
Solanum retroflexumの花と未熟果
＊バラ科キイチゴ属のラズベリーとブラックベリーの交配種にもサンベリーsunberryと称するものがある。
＜シープベリー sheepberry＞
学名：Viburnum lentago
科属：レンプクソウ科ガマズミ属
和名：
別称：nannyberry、sweet viburnum
分布：米国北東部・中央西部、カナダ南部原産。
事項：樹高～９ｍ、果実は青から黒で８～１６ｍｍの大きさ。
Viburnum lentagoの花と果実
＜シーベリー seaberry＞
グミ科ヒッポファエ（Hippophae）属の通称、別称：sea buckthorn、sea buckthorn berry、sandthorn、sallowthorn。
主な種は学名：Hippophae rhamnoides（スナジグミ） 参照→サンドベリー
＜シザンドラベリー schizandra berry＞
学名：Schisandra chinensis
科属：マツブサ科マツブサ属
和名：チョウセンゴミシ（朝鮮五味子）
別称：five-flavor berry、magnolia berry
分布：中国北部、ロシア極東地域原産。
事項：雌雄異株のツル性の木。
Schisandra chinensisの花 Schisandra chinensisの果実
＜シャーベットベリー sherbet berry＞
学名：Grewia asiatica
科属：シナノキ科ウオトリギ属
和名：インドウオトリギ
通称：phalsa berry
分布：南アジア（パキスタン、インドからカンボジア）
事項：高さ８ｍに成長、花は黄色、果実は径５～１２ｍｍの核果、熟すると紫から黒。
Grewia asiaticaの花と果実
＜ジャッカルベリー jackalberry＞
学名：Diospyros mespiliformis
科属：カキノキ科カキノキ属
和名：
別称：African ebony
分布：アフリカ・サバンナ
事項：高さ２５ｍを容易に越える、花はクリーム色で釣鐘状、果実は熟すると黄色からオレンジで大きさは径３ｃｍまで。
Diospyros mespiliformisの果実
＜シャドベリー shadberry＞
ザイフリボク（Amelanchier）属の呼称のひとつ、ザイフリボク（Amelanchier）属の呼称は他にサービスベリー、ジューンベリー。
＜ジャムベリー jamberry＞
学名：Physalis philadelphica
科属：ナス科ホオズキ属
和名：オオブドウホオズキ
別称：トマティージョ
分布：中米、北米南西部原産。
事項：
Physalis philadelphicaの花と果実
＜ジューンベリー juneberry＞
ザイフリボク（Amelanchier）属の呼称のひとつ、ザイフリボク（Amelanchier）属の呼称は他にサービスベリー、シャドベリー。
＜シュガーベリー sugarberry＞
学名：Celtis laevigata
科属：ニレ科エノキ属
和名：
別称：Southern hackberry、hackberry
分布：米国南東部
事項：花は緑がかった白、果実は６～１３ｃｍ、オレンジがかった赤から熟すると紫になる。
学名：Celtis occidentalis
科属：ニレ科エノキ属
和名：アメリカエノキ
別称：common hackberry
分布：米国中東部
事項：樹高９～１５ｍ、花は緑がかり、果実は０．６～１ｃｍで熟すると暗い紫。
Celtis laevigataの若い果実 Celtis occidentalisの花と果実
＜シュタベリー suterberry＞
学名：Zanthoxylum americanum
科属：ミカン科サンショウ属
和名：アメリカサンショウ
別称：common prickly-ashなど。
分布：カナダと米国の中央及び東部。
事項：樹高１０ｍ、果実は楕円で１．６～１．９ｍｍの大きさ。
Zanthoxylum americanumの果実
＜ジュニパーベリー juniper berry＞
ヒノキ科ビャクシン（Juniperus）属、通称juniper の針葉樹の雌の球果。針葉樹であるが数枚の果鱗 (cone scale)が融合し、
漿果状果実を形成する。
主な種。 参照→ビャクシン属
学名：Juniperus communis
和名：セイヨウネズ
分布：北半球の冷温帯地域、
事項：樹高１０～１６ｍ、雌雄異株、果実は最初は緑で熟すると（１８か月）紫から黒で青いロウがかかり、４～１２ｍｍの大きさ。
果実は通常３個の殻をもち、各殻には１個の種子がある。
学名：Juniperus sabina
和名：サビナ
分布：中央・南部ヨーロッパ、西部・中央アジア、高山地帯。
事項：樹高１～４ｍ、通常は雌雄異株、５～９ｍｍの漿果状果実は青から黒で（１８か月で熟する）白いロウ状の粉をもつ。
通常１～３個の種子がある。
学名：Juniperus oxycedrus
和名：ケードネズ
分布：地中海沿岸地帯、イラン。
事項：樹高１０～１５ｍ、通常は雌雄異株、漿果状果実は１８か月で熟し、オレンジから赤でピンクのロウがかかって７～１２ｍｍの大きさ。
３ないし６個の癒着した殻をもち、３殻に各１個の種子がある。
学名：Juniperus drupacea 別称：Syrian juniper 分布：東部地中海沿岸地帯。
事項：樹高通常１０～２５ｍ、通常は雌雄異株、果実は２５か月で緑から暗い紫ないし褐色で淡い青のロウがかり２０～２７ｍｍの大きさ。
６ないし９個の癒着した殻をもち、３殻に各１個の種子がある。
学名：Juniperus phoenicea 別称：Phoenicean juniper 分布：地中海沿岸地帯。
学名：Juniperus deppeana 別称：alligator juniper 分布：米国南西部からメキシコ北部。
学名：Juniperus californica 別称：California juniper 分布：北米南西部。
学名：Juniperus macrocarpa 別称：large-fruited juniper 分布：北部地中海沿岸地域（スペインからトルコ） 果実は１２～１８ｍｍ。
学名：Juniperus squamata 和名：ニイタカビャクシン
学名：Juniperus virginiana 和名：エンピツビャクシン
学名：Juniperus scopulorum 和名：コロラドビャクシン
Juniperus communisの未熟果と熟果 Juniperus sabinaの未熟果と熟果 Juniperus oxycedrusの熟果
Juniperus drupacea Juniperus phoenicea Juniperus deppeana Juniperus virginiana Juniperus scopulorum
日本の種
学名：Juniperus rigida 和名：ネズ
学名：Juniperus chinensis 和名：イブキ
学名：Juniperus conferta 和名：ハイネズ
学名：Juniperus lutchuensis 和名：オキナワハイネズ
ネズの未熟果 Juniperus rigidaの熟果
＜シルバーベリー silverberry＞
グミ科グミ（Elaeagnus）属の通称。別名：オレアスターoleaster。グミ科では他にヒッポファエ（Hippophae）属がシーベリーseaberry、
シェフェルディア（Shepherdia）属がバッファローベリーbuffaloberryあるいはブルベリーbullberryと呼ばれる。
グミ属はアジアの温帯から亜熱帯に多くの種が存在する。落葉樹と常緑樹がある低木。赤い果実は銀色の斑点を有する。
主な外国種
学名：Elaeagnus angustifolia 和名：ヤナギバグミ 別称：Russian olive、Persian olive、wild olive 西アジア、中央アジア原産。
落葉樹、樹高５～７ｍ、果実はオレンジから赤色で１．０～１．７ｃｍの大きさ、銀色斑点あり。
学名：Elaeagnus commutata 和名：ギンヨウグミ 北米西部・北部原産。
落葉樹、樹高１～４ｍ、果実は楕円で９～１２ｍｍの大きさ、銀色斑点あり。
学名：Elaeagnus pyriformis インド北東部（ヒマラヤ）原産、落葉樹、樹高７～１０ｍｍ。
学名：Elaeagnus triflora アジア南部から北東オーストラリアに分布。常緑樹。
学名：Elaeagnus philippinensis フィリピン原産、常緑樹。
学名：Elaeagnus parvifolia 通称：autumn olive アフガニスタンから南西中国原産、落葉樹、果実の大きさ８ｍｍ、
学名：Elaeagnus × pyramidalis （交配種：E. commutata × E. multiflora）
Elaeagnus angustifoliaの花と果実 Elaeagnus commutataの果実
日本の種
学名：Elaeagnus multiflora 和名：ナツグミ 落葉低木、４～５月に淡黄色の花、果実は卵形で６月に赤く熟し大きさ１ｃｍ。
変種
学名：Elaeagnus multiflora var. hortensis 和名：トウグミ 花は４～５月、果実は大きめで２ｍｍ程度、６～７月赤く熟す。
学名：Elaeagnus multiflora var. gigantea 和名：ダイオウグミ、ビックリグミ 果実は大きさ２ｃｍ前後と大きい。
学名：Elaeagnus umbellata 和名：アキグミ 落葉低木、４～６月に花が咲き、果実は９～１１月に赤く熟し球形に近く大きさ０．６５～０．８５ｃｍ。
ナツグミの果実 アキグミの花 アキグミの果実
常緑樹種
学名：Elaeagnus macrophylla 和名：マルバグミ、オオバグミ 常緑のツル性低木、花は１０月から１１月で果実は３月から４月に赤く熟す。
学名：Elaeagnus pungens 和名：ナワシログミ 常緑の低木、花は１０月から１１月で果実は翌年３月から４月に赤く熟し大きさ１．５ｃｍ。
外来種の可能性あり。
Elaeagnus pungensの花（樹木ペディア） Elaeagnus pungensの実
学名：Elaeagnus glabra 和名：ツルグミ 常緑のツル性低木、花は１０月から１１月で果実は３月から４月に赤く熟す。
その他の和種
学名：Elaeagnus montana 和名：マメグミ 落葉低木、花は６月から７月、果実は７～８月に熟し大きさ１ｃｍ。絶滅危惧種。
学名：Elaeagnus maritima（Elaeagnus hisauchii） 和名：オオバツルグミ、アカバグミ
学名：Elaeagnus nikaii（Elaeagnus×submacrophylla） 和名：オオナワシログミ 国内、外来種の雑種。
学名：Elaeagnus numajiriana 和名：コウヤグミ 絶滅危惧種。
学名：Elaeagnus murakamiana 和名：アリマグミ 落葉低木、花は４月から５月、果実は６月から７月に熟する。
学名：Elaeagnus yoshinoi 和名：ナツアサドリ 花は４月から５月
学名：Elaeagnus matsunoana 和名：ハコネグミ 絶滅危惧種。
学名：Elaeagnus takeshitai 和名：カツラギグミ 絶滅危惧種。
学名：Elaeagnus liukiuensis 和名：リュウキュウツルグミ 常緑低木
学名：Elaeagnus arakiana 和名：タンゴグミ 花は５月から６月、果実は７～８月に熟し大きさ１０～１２ｍｍ。絶滅危惧種。
学名：Elaeagnus epitricha 和名：クマヤマグミ 絶滅危惧種。
学名：Elaeagnus yakusimensis 和名：ヤクシマグミ 花は６月から７月、果実は７～８月に熟す。絶滅危惧種。
学名：Elaeagnus rotundata 和名：オガサワラグミ 常緑ツル性 花は１１月から翌１月、熟するのは２月から。
交配種（雑種）
学名：Elaeagnus × ebbingei （交配種：E. macrophylla × E. pungens） 和名：ライムライト、ギルトエッジ
学名：Elaeagnus × reflexa （交配種：E. pungens × E. glabra） 和名：マルバツルグミ、ウラギンツルグミ
学名：Elaeagnus x maritima （交配種：E. glabra×E. macrophylla） 和名：アカバグミ
＜シルバンベリー silvan berry＞
キイチゴ属でのマリオンベリーとボイセンベリー（両者自体が交配種）の複雑な交配種。
＜シンブルベリー thimbleberry＞
キイチゴ（Rubus）属の以下の種。
キイチゴ属には他にラズベリー、ブラックベリー、デューベリー、クラウドベリー、サーモンベリーなどがある。
学名：Rubus parviflorus 分布：北米西部 トゲがない。
学名：Rubus occidentalis 和名：クロミキイチゴ 別称：wild black raspberry、black cap raspberry 分布：北米東部
学名：Rubus rosifolius 別称：roseleaf bramble、Mauritius raspberry 分布：ヒマラヤ、東アジア、東部オーストラリアの雨林と高い疎林地域。
Rubus parviflorusの花と果実 Rubus occidentalisの果実 Rubus rosifoliusの果実
＜スウィートベリー sweetberry＞
コミカンソウ科ブリデリア属の下記種。
学名：Bridelia mollis
通称：velvet sweetberry
分布：アフリカ南部
事項：果実は１０×８ｍｍ程度で熟すると黒で可食。
Bridelia mollisの花と未熟果
学名：Bridelia cathartica
通称：blue sweet-berry
分布：アフリカ東部・南部
事項：果実は卵形で熟すると赤みかかった紫から黒。
Bridelia catharticaの花と果実
アカテツ科フルクリコ属のSynsepalum dulcificum（和名：ミラクルフルーツ）もsweetberryと呼ばれる。 参照→ミラクルベリー
スイカズラ科スイカズラ属のLonicera caerulea（和名：ハスカップ、クロミノウグイスカグラ）はsweetberry honeysuckleと呼ばれる。
参照→ハニーベリー
＜スクートベリー scootberry＞
学名：Streptopus lanceolatus（Streptopus roseus）
科属：ユリ科タケシマラン属
和名：
別称：liverberry、rosybells、rose mandarinなど。
分布：北米原産。
事項：多年生、茎はジグザグとなり高さ３０ｃｍ程度。果実は多量に摂取すると下痢を起こす。
Streptopus lanceolatusの花と果実
学名：Streptopus amplexifolius
科属：ユリ科タケシマラン属
和名：オオバタケシマラン
別称：clasping twistedstalk、watermelon berry。 参照→ウォーターメロンベリー
＜スコーベリー squawberry＞
下記種
学名：Vaccinium stamineum
科属：ツツジ科スノキ属
和名：
別称：deerberry、squaw huckleberry、highbush huckleberry、buckberry、southern gooseberryなど。
分布：北米原産。主に米国南東部。
事項：樹高は通常１．５ｍ程度だが時には３ｍにも。落葉樹。果実は１ｃｍ程度の大きさ。
学名：Mitchella repens
科属：アカネ科ツルアリドオシ属
和名：
別称：partridge berry、squaw vine
分布：北米原産
事項：匍匐性の草本。
Vaccinium stamineumの花と果実 Mitchella repensの花と果実
＜スコッシュベリー squashberry＞
学名：Viburnum edule
科属：レンプクソウ科ガマズミ属
和名：
別称：ムースベリーmooseberry
分布：カナダ、米国北部原産。
事項：落葉樹、樹高２．５ｍ程度の低木。花は両性花。果実は卵形で８ｍｍ程度の大きさ。
Viburnum eduleの果実
＜スターベリー starberry＞
学名：Phyllanthus acidus
科属：コミカンソウ科コミカンソウ属
和名：アメダマノキ
別称：Otaheite gooseberry、country gooseberry、star gooseberryなど。
分布：熱帯、亜熱帯、アジア、カリブ海、中央・南アメリカ、原産地不明。
事項：樹高２～９ｍ。
Phyllanthus acidusの葉と果実。
学名：Diospyros squarrosa
科属：カキノキ科カキノキ属
通称：rigid star-berry
分布：熱帯・亜熱帯エチオピア区。
事項：高さ２～１０ｍ、雌雄異株、落葉樹、花は緑からクリーム色かかった白、果実は径２ｃｍで熟すると暗い黄色。
Diospyros squarrosaの未熟果
＜ストーンベリー stone berry＞
学名：Rubus saxatilis
科属：バラ科キイチゴ属
和名：
別称：stone bramble、Steinbeere（ドイツ語）
分布：ヨーロッパからアジア。
事項：緑の枝は２０～６０ｃｍの高さで微小なトゲに覆われている。球形の果実（核果）は１～１．５ｃｍで大きな種子（石）を有する。
Rubus saxatilisの花と果実と種
＜ストレッチベリー stretchberry＞
学名：Forestiera pubescens
科属：モクセイ科フォレスティエラ属
和名：
別称：desert olive、tanglewood、devil's elbowなど。
分布：米国南西部、メキシコ北部原産。
事項：落葉低木。
Forestiera pubescensの花と果実
＜スネークベリー snakeberry＞
以下の異なる種属の植物
学名：Maianthemum dilatatum
科属：スズラン亜科マイヅルソウ属
和名：マイヅルソウ
別称：two-leaved Solomon's seal、false lily of the valley
分布：北米西部、極東（カムチャッカ半島、日本、朝鮮）原産。
事項：
Maianthemum dilatatumの花と未熟果と熟果
学名：Potentilla indica（旧Duchesnea indica ）
科属：バラ科キジムシロ属
和名：ヤブヘビイチゴ
別称：mock strawberry、Gurbir、Indian strawberry、false strawberry
分布：南アジア、東南アジア、朝鮮、日本原産。
事項：花は黄色、偽果（子房以外に由来）で表面に痩果（果肉のない果実）が散在。
Potentilla indicaの花と果実
学名：Solanum dulcamara
科属：ナス科ナス属
和名：ズルカマラ
別称： bittersweet、bitter nightshade、poisonberry、scarlet berryなど。
分布：ヨーロッパ、アジア原産。
事項：ツル性。未熟果はソラニン、花はソラソジンを含み有毒。
Solanum dulcamaraの花と果実
学名：Actaea rubra
科属：キンポウゲ科ルイヨウショウマ属
和名：
通称：red baneberry、chinaberry、doll's eye
分布：北米
事項：高さ４０～８０ｃｍ、熟すると明るい赤か白（Actaea rubra var. neglecta）となり、黒点がある。
Actaea rubraの花と果実 Actaea rubra var. neglectaの果実
＜スノーベリー snowberry＞
スイカズラ科シンフォリカルポス属（Symphoricarpos）、別称：ワックスベリーwaxberry、ゴーストベリーghostberry。
ツツジ科シラタマノキ属（Gaultheria）とアカネ科キナノキ亜科キオコッカ属（Chiococca）
シンフォリカルポス属の主な種。
学名：Symphoricarpos albus
和名：セッコウボク
別称：
分布：北米原産。
事項：落葉低木、樹高１～２ｍ。花は総状花序、釣鐘状で明るいピンク色。果実は白で１ｃｍ程度の大きさで２個の種子を含む。
学名：Symphoricarpos oreophilus
和名：
通称：mountain snowberry
分布：カナダ西部、米国、メキシコ北東部原産。
事項：落葉低木。果実は白で２個の小堅果を含む。
Symphoricarpos albusの花と果実 Symphoricarpos oreophilusの花と果実
シラタマノキ属の主な種
学名：Gaultheria depressa
和名：
通称：mountain snow berry or alpine wax berry
分布：タスマニア、オーストラリア、ニュージーランド原産。
事項：匍匐性の低木、白いチューブ状の花、１ｃｍの赤い果実、ニュージーランドのGaultheria oppositifolia、Gaultheria antipoda
などが近縁種。
学名：Gaultheria hispida ：タスマニア、オーストラリア原産、果実は白またはピンクで５裂で８～１０ｍｍの大きさ。
学名：Gaultheria trichophylla（Himalayan snowberry） ：ヒマラヤ原産、花は赤、ピンク、白で果実は青。
学名：Gaultheria hispidula（creeping snowberry、moxie-plum） ：北米原産、果実は白。
Gaultheria depressaの花 Gaultheria hispidaの果実 Gaultheria trichophyllaの果実 Gaultheria hispidulaの熟果
シラタマノキ属の日本種
学名：Gaultheria pyroloides
和名：シラタマノキ
別称：シロモノ
分布：中部以北の亜高山帯以上の草地等、比較的乾燥した場所に生える。
事項：常緑低木、樹高３０ｃｍ程度、花は釣鐘形で７～８月に咲く、果実は白でサリチル酸の臭いがする。
シラタマノキの花と果実
学名：Gaultheria adenothrix 和名：アカモノ（イワハゼ） 分布：北海道、本州（主に近畿以北の日本海側）、四国の低山帯から亜高山帯の
日当たりのよい場所に生える。
事項：高さは10～30cm。花は白から淡い桃色。花の大きさは6～8mmで釣鐘形、縁が小さく5つに裂け、軽くカールしている。
萼はあざやかな赤色をしている。花が終わると萼が成長し、果実を包み込み、赤色の偽果となり、酸味があって生食できる。
花や実がない時は、シラタマノキとよく似ている。
アカモノの花と果実（偽果）
学名：Gaultheria japonica
和名：ハリガネカズラ
別称：
分布：
事項：匍匐性、果実は白く熟する。
Gaultheria japonicaの花
キオコッカ属
学名：Chiococca alba
和名：
通称：David's milkberry、West Indian milkberry、cahinca、 West Indian snowberry
分布：米国南部から中米、カリブ諸島、熱帯南米原産。
事項：常緑の木本のツルあるいは匍匐性低木。花は黄色で釣鐘状。白い果実は４～７ｍｍの大きさ。
Chiococca albaの花と果実
＜スノットベリー snot berry＞
学名：Cordia monoica
科属：ムラサキ科イヌヂシャ属
別称：Sandpaper saucer-berry
分布：南アジア、アフリカ東岸周辺諸国（エチオピアから南アフリカ）原産
事項：高さ５～１０ｍ程度、花は白、クリーム、淡い黄色。果実は卵形で黄色からオレンジで長さ２ｃｍで１個の種子を有する。可食。
Cordia monoicaの花と果実
＜スパークルベリー sparkleberry＞
学名：Vaccinium arboreum
科属：ツツジ科スノキ属
和名：
別称：ファークルベリー（farkleberry）
分布：米国南東・南中央部原産
事項：樹高３～５ｍ、花は釣鐘状で直径３～４ｍｍ、総状花序、果実は６ｍｍ程度で最初、緑で熟すると黒。
Vaccinium arboreumの果実
＜スパイクナードベリー spikenard berry＞
ウコギ科タラノキ（アラリアAralia）属、別称：アラリアベリー（aralia berry）
学名：Aralia californica
和名：
別称：California aralia、California spikenard
分布：カリフォルニア、オレゴン
事項：落葉草本多年生、高さ２～３ｍまで成長。果実は暗い紫か黒で３～５ｍｍの大きさで３～５個の種を含む。
Aralia californicaの花と未熟果
学名：Aralia racemosa 通称：American spikenard、spice berryなど。米国、カナダ原産。
学名：Aralia nudicaulis 通称：small spikenard、wild sarsaparilla、rabbit rootなど。北米北部・東部原産。
Aralia racemosaの花と果実 Aralia nudicaulisの花と果実
日本の種
学名：Aralia cordata
和名：ウド
別称：Japanese spikenard
分布：中国、朝鮮、日本
事項：果実は３ｍｍ程度の大きさで熟すると黒紫色。
Aralia cordataの花と果実
＜スパイスベリー spiceberry＞
学名：Ardisia crenata
科属：サクラソウ科ヤブコウジ属
和名：マンリョウ
別称：Christmas berry、coralberry、hen's-eyesなど。 参照→クリスマスベリー
学名：Aralia racemosa
科属：ウコギ科タラノキ属
和名：
別称：American spikenard 参照→スパイクナードベリー
分布：米国、カナダ原産。
事項：草本で１～２ｍの高さ。
＜スピンドルベリー spindleberry＞
ニシキギ科ニシキギ（Euonymus）属、果実は蒴果（裂開果）で仮種皮（aril）を形成する。
主な種は
学名：Euonymus europaeus
和名：セイヨウマユミ
通称：European spindle、common spindle
分布：中部・南部ヨーロッパ原産。
事項：落葉低木、通常樹高３～６ｍ、果実（蒴果）は紫またはピンクで１～１．５ｃｍ、熟すると４突起部が破れ、
オレンジ（仮種皮：aril）の種が出る。
Euonymus europaeusの花と果実
学名：Euonymus fortunei
和名：ツルマサキ
通称：Fortune's spindle、 wintercreeper
分布：東アジア（中国、朝鮮、日本、フィリピン）
事項：常緑樹、果実は５～６ｍｍで４つの溝があり淡い緑で破れるとオレンジ色の種が出る。
ツルマサキの花と果実
ニシキギ科ツルウメモドキ（Celastrus）属の下記種
学名：Celastrus orbiculatus
和名：ツルウメモドキ
通称：climbing spindleberry （別称：Oriental bittersweet）
分布：東アジア原産。
事項：落葉つる性木本、有毒、黄色いサヤが破れると赤い種が出現。（蒴果が裂開すると赤い仮種皮を付けた種子が出現。）
ツルウメモドキの雄花と果実
Celastrus orbiculatusの雄花、雌花と果実（蒴果と裂開して出てきた赤い仮種皮を付けた種子）
＜スローベリー sloeberry＞
学名：Prunus spinosa
科属：バラ科スモモ属
和名：スピノサスモモ
別称：blackthorn
分布：ヨーロッパ、西アジア、北西アフリカ原産。
事項：落葉低木で樹高５～６ｍ、果実は１０～１２ｍｍで黒色で紫から青のロウの粉が覆う。
Prunus spinosaの花と果実
＜セイロン・ヒル・グースベリー Ceylon hill gooseberry＞
学名：Rhodomyrtus tomentosa
科属：フトモモ科テンニンカ属
和名：テンニンカ
別称：rose myrtle、Downy myrtle
分布：南・南東アジア（インド、南中国、台湾、フィリピン、マレーシア、スラウェシ
事項：常緑樹、高さ４ｍに達する。果実は１０～１５ｍｍの大きさで、色は紫。
Rhodomyrtus tomentosaの花と果実
＜セレンディピティベリー serendipity berry＞
学名：Dioscoreophyllum volkensii（Dioscoreophyllum cumminsii、Dioscoreophyllum tenerum）
科属：ツヅラフジ科ディオスコレオフィルム属
和名：
別称：
分布：熱帯アフリカ原産。
事項：熱帯雨林の雌雄異株のツル。果実はモネリン（タンパク質）を含む。モネリンは砂糖の３０００倍の甘さ。
重さ約０．５ｇ。
Dioscoreophyllum tenerumの花と果実 Dioscoreophyllum volkensiiの果実（ISCSP-UTLから）
＜ソーサーベリー saucer berry＞
ムラサキ科イヌヂシャ属の種。主に温暖な地域に産する。
主な種。
学名：Cordia sinensis
通称：grey-leaved saucer berry
分布：南アフリカから東アフリカ、中東、南アジア、東南アジア東部原産
事項：低木、多枝で高さ１２ｍ程度まで、花は白かクリーム色、果実は卵形でオレンジか赤、１～４個の種子を有する。
Cordia sinensisの花と果実
学名：Cordia monoica 通称：Sandpaper saucer-berry 別称：Snot berry 参照→スノットベリー
学名：Cordia caffra 通称：Septee Sauce-berry 分布：アフリカ南部
学名：Cordia grandicalyx 通称：large fruit saucer berry 分布：アフリカ南部
学名：Cordia ovalis 通称：satin-bark saucer berry
＜ソープベリー soapberry＞
ムクロジ科ムクロジ（Sapindus）属の植物とShepherdia canadensis（グミ科シェフェルディア属）の呼称。
ムクロジ科ムクロジ（Sapindus）属の主な種
学名：Sapindus saponaria（Sapindus marginatus：同意語ただし別の種とする場合もある）
変種
Sapindus saponaria var. drummondii 通称：Western Soapberry 分布：米国南西部、メキシコ
Sapindus saponaria var. saponaria 通称：Wingleaf Soapberry 分布：米国南東部、カリブ、ハワイ、中央・南アメリカ
通称：wingleaf soapberry、western soapberry（学名：Sapindus marginatusは通称：Florida Soapberry）
分布：メキシコ北部から熱帯、亜熱帯南アメリカ。
事項：中程度の大きさの落葉樹。果実はピラミッド状の塊りとして形成、大きさ３～３．５ｃｍ、褐色の果実は熟すると半透明になり、
皺が生じ、１ｃｍ程度の暗い紫色の種を有する。
Sapindus saponariaの花と未熟果 Sapindus saponaria var. drummondiiの熟果
学名：Sapindus mukorossi
和名：ムクロジ
通称：Chinese soapberry、washnut
分布：南アジア、東南アジア、東アジアの熱帯から亜熱帯域。
事項：落葉樹。
Sapindus mukorossiの花と果実、種子
学名：Sapindus oahuensis 通称：Hawaii Soapberry、Lonomea 分布：ハワイ
学名：Sapindus trifoliatus 通称：Three-leaf Soapberry 分布：南インド、パキスタン
グミ科シェフェルディア属
学名：Shepherdia canadensis
和名：
別称：russet buffaloberry、foamberry
分布：カナダ、米国北部・西部
事項：落葉樹、樹高１～４ｍ。
Shepherdia canadensisの花と果実
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